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「端末メーカ各社の海外動向−2007年度通期−」
〜京セラも中国から撤退 シャープは中国などに本格参入〜

 

・京セラが中国市場撤退!!

・北米事業を強化する京セラ!!

・シャープは中国市場進出!!
販売開始日:2008年10月31日
ページ数:A4版27頁
ファイル容量:668kB
価格:20,790円(税込)
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【要約】

北米市場の強化を図る京セラ
京セラが2008年4月に三洋電機の携帯電話端末事業を買収した。京セラは三洋電機の端末事業の買収に伴い、三洋電機の顧客であった米Sprint Nextelを獲得し、これまでの米KYOCERA Wireless Corporationの展開とともに北米事業の強化を狙う。

一方、1月には中国市場からの撤退を発表し、3月にはKYOCERA ZHENHUA Communication Equipment(京セラ振華通信設備)を解消し、中国市場での現地生産や販売を中止した。これまで国内メーカの中で唯一、中国市場での奮闘をみせていた京セラであるが、世界最大の市場から手を引く格好となった。

京セラと入れ代わりに中国市場へ進出したシャープ
国内最大手の端末メーカであるシャープが2008年6月に中国市場へ再参入した。これまで中国市場は国内メーカにとって鬼門とされ、それまで唯一、奮闘をみせていた京セラさえも3月に撤退している。国内メーカ各社が中国市場撤退を余儀なくされたのは販売網の整備などが原因とされる。そのためシャープは9月に中国の大手家電量販店のSuning Appliance(蘇寧電器)やGOME Electrical Appliances(国美電器)と提携した。

約2億台の市場規模とされる中国市場では、数%のシェアでも300万〜500万台単位の実績が見込まれる。中国市場での小さな成功でさえ、飽和する国内市場で奮闘しているメーカにとっては大幅な販売台数の拡大につながる。国内市場での地位を得たシャープにしてみれば、中国市場進出は越えなければならない壁の1つといえるかもしれない。


【キーワード】

☆京セラが中国市場撤退!!
京セラが2008年3月末に、パートナーであるChina Zhenhua (Group) Science & Technology(中国振華科技)との合弁事業を解消し、中国市場での現地生産や販売を中止した。

★北米事業を強化する京セラ!!
京セラが2008年4月に三洋電機の携帯電話端末事業などを承継/統合し、北米市場での展開を強化した。

☆シャープは中国市場進出!!
シャープが2008年9月に中国市場に本格的に進出すると発表し、「SH9010C」の販売を開始した。


【2.シャープにおける海外販売台数の推移と予測】

07年度は国内最大手のシャープも海外では苦戦

現在、海外市場向けに携帯電話端末を出荷している端末メーカは、京セラやシャープ、東芝、カシオ計算機の4社に過ぎない。これまで北米市場向けで実績のあった三洋電機のテレコム部門は2008年4月に京セラに買収されている。これらのメーカの中で出荷や販売台数を公表しているのはシャープのみだ。海外出荷が多いとみられる京セラは公表せず、東芝とカシオ計算機に至っては国内出荷でさえ非公表になっている。


表:国内メーカにおける海外市場への進出状況と計画〜一部抜粋〜

メーカ名 2007年度末 現在 計画
京セラ 中国/米国/ロシア/インド 米国/ロシア/インド/タイ/ベトナム/ニュージーランド 本レポートにて掲載
シャープ 欧州/米国 欧州/米国/中国/台湾/香港 本レポートにて掲載
東芝 欧州/アジア 欧州/アジア 本レポートにて掲載
カシオ計算機 米国/韓国 米国/韓国 本レポートにて掲載
パナソニック モバイル 本レポートにて掲載
富士通 本レポートにて掲載
NEC 本レポートにて掲載


【目次/図表】

要約
キーワード

1.市場概況
 北米市場の強化を図る京セラ
 京セラと入れ代わりに中国市場へ進出したシャープ

2.シャープにおける海外販売台数の推移と予測
 07年度は国内最大手のシャープも海外では苦戦
  図:シャープにおける海外販売台数の推移と予測(2002〜2008年度)
  表:シャープにおける海外販売台数の推移と予測(2002〜2008年度)
 端末メーカ各社の今後の海外戦略
  表:国内メーカにおける海外市場への進出状況と計画
 液晶TVなどの販売網を拡大する国内メーカ

3.端末メーカ各社の動向と今後の計画
 京セラの動向
  通期売上高は前年同期比10%減の通信機器関連事業
  表:通信機器関連事業の半期別業績推移(2006〜2007年度)
  08年1月に端末事業譲渡に関する基本合意の最終契約書を締結
  三洋電機の端末事業部門買収で通信機器関連事業が最大部門に
  図:海外市場向け携帯電話端末事業における組織図
  新生京セラにおける海外市場での端末販売/生産体制
  表:京セラにおける海外市場向け携帯電話端末事業の展開
  表:旧三洋電機のテレコム部門の現在
  図:京セラと海外子会社の資本関係
  海外市場向け携帯端末事業の一体化
  WIRELESS JAPAN 2008で海外市場向け端末を展示
  図:Neo E1100(折り畳み時)/Solo E4000
  表:Neo E1100/Solo E4000の主な仕様
  CTIA WIRELESS 2008で新端末を展示した米Kyocera Wireless
  表:Mako S4000の主な仕様
  図:Mako S4000
  08年3月にZhenhua S&Tとの中国合弁事業を解消
 シャープの動向
  通期は期初計画を達成した販売高
  表:携帯電話/通信融合端末の半期別販売高推移(2006〜2007年度)
  上期の好調を受けて通期販売台数が拡大
  表:携帯電話端末の半期別販売台数推移(2006〜2007年度)
  09年には欧米市場にも本格参入
  09年にインドネシア市場にも進出
  08年9月に中国市場への本格進出を発表
  図:SH8010C
  表:SH8010C/SH9010Cの主な仕様
  表:中国市場向け端末と基になったソフトバンクモバイル向け端末
  08年9月に中国の大手家電量販店2社と提携
  最重要視する中国市場での販売網管理
  中国市場での端末価格戦略
  中国市場向け端末の現地生産も開始
  08年9月に移動体事業推進本部を新設
  台湾と香港市場でもAQUOSケータイが好評
  シャープにおける海外市場進出の条件
 MWC 2008で海外市場向けスマート・フォンを展示した東芝
  表:PORTEGE G910/PORTEGE G810/PORTEGE G710/PORTEGE G450の主な仕様
 カシオ計算機の動向
  通期は前年度横ばいの売上高を維持
  表:MNS部門の半期別売上高推移(2006〜2007年度)
  ソフトバンクモバイルへの端末供給開始を機にW-CDMA方式端末も海外進出
  08年7月から北米でG'zOne BOULDERの販売を開始
  図:G'zOne BOULDER
  表:G'zOne BOULDER/G'zOne TYPE-S/G'zOne TYPE-Vの主な仕様比較
  08年4月に韓国で1xEV-DO方式端末の販売を開始
  図:canU801Ex
 パナソニック モバイルコミュニケーションズの動向
  2010年度に海外市場へ再参入
  08年2月に3G/2Gに1チップで対応可能なLSIを開発したパナソニック
 日本電気(NEC)の動向
  数年後には海外市場へ再参入
  08年2月にシンガポールで無線IP電話端末の内線通話実証実験を開始
  表:実証実験の概要
 09年度に海外市場へ再参入する富士通

4.その他の動向
 08年4月に蘭JIL設立で合意したソフトバンクなど
 08年2月にGSM方式端末向けIC開発を進める旭化成エレクトロニクス

5.関連リンク
  表:関連リンク(五十音順)


編集後記

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