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「中国における端末メーカ動向−2004年下期−」
〜勢力増す海外メーカ 海外展開を図る中国メーカ〜

 

・輸出強化の中国メーカ!!

・投資強化の海外メーカ!!

・シェア拡大を図る日本メーカ!!
販売開始日:2005年4月12日
ページ数:A4版23頁
ファイル容量:500kB
価格:15,750円(税込)
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【要約】

海外市場に活路を見い出す中国メーカ
2003年に過半数を超えていた中国メーカの市場シェアが、2004年は40%に縮小したものとみられる。これまでは中国メーカは国内販売網における優位性を武器に、中機能から低価格帯端末市場の攻略を目指してきた。しかし、海外メーカも販売網を変更し、これまでの販売代理店による販売を拡大して各都市を網羅するなど充実を図っている。それに伴い、中国メーカの販売網における優位性が失われつつある。

中国市場での競争が過熱する中、Ningbo BirdやTCL Group、Amoi Electronicsなど大手中国メーカは、海外メーカとの提携を機に海外市場へ活路を見い出しはじめている。Birdは2005年の端末輸出台数を600万台と計画しており、AmoiもOEMによる2,000万ドル(約22億円)以上の輸出金額を目指す。

2005年上期に新規参入メーカが続々と登場
国家発展改革委員会が2005年2月19日に、通信システムと携帯電話端末事業への投資参入に関する審査許可規定を公布した。これまで6年間継続されてきた生産免許制度による制限が撤廃されたことにより、今後は国家発展改革委員会の認可を得るのみで携帯電話関連機器の生産が可能になる。

ただ、同規定が定めている研究/開発技術や資金面での制限が大きいため、国家発展改革委員会は基準を満たすことが可能な企業は全体の10%程度との見方を示している。なお、現在のところ、新たに生産認可申請を予定している企業は40社以上とされ、認可取得見込企業には中国メーカ4社や海外メーカ2社が見込まれている。


【キーワード】

☆端末輸出を強化する中国メーカ!!
※国内市場はもとより、今後は海外展開強化を目指す。

★中国向け投資強化を図る海外メーカ!!
※端末や機器生産向けの投資強化や合併会社の統合などが進んでいる。

☆2G端末での浸透が進まない日本メーカ!!
※各社とも中国市場には注力しているもののシェア向上は困難な状況だ。


【2.端末生産と輸出台数推移と予測(2004〜2005年)】

2004年は2億3,000万台の端末を生産

信息産業部(Ministry of Information Industry:情報産業部)によれば、中国国内における2004年の携帯電話端末の生産台数が2億3,000万台になったという。そのうち輸出台数は中国メーカの多くが海外市場への展開を積極化させたため、前年比66.0%増となる1億4,000万台を達成して大幅な成長を遂げた。


【目次/図表】

要約
キーワード

1.市場概況
 海外市場に活路を見い出す中国メーカ
 2005年上期に新規参入メーカが続々と登場

2.端末生産と輸出台数推移と予測(2004〜2005年)
 2004年は2億3,000万台の端末を生産
  表:中国国内における携帯電話端末生産と輸出台数推移と予測
 2004年は中国メーカのシェアが40%に低下
 2月に通信機器事業参入に関する審査許可規定を公布

3.中国メーカの動向
 Ningbo Birdの動向
  2月にV10の販売台数が300万台を突破
  1月に指紋識別機能搭載端末の開発で合意
  2004年に1,300万〜1,400万台の生産を達成
 TCL Groupの動向
  2005年は海外市場に注力
  半年から1年半以内までに端末事業を黒字化
 Amoi Electronicsの動向
  3月に高機能なW-CDMA方式デュアル端末を投入
  100万画素カメラ搭載端末の低価格化を推進
 2005年に販売体制を強化するKonka
 CESでペン型端末を展示したHaier
 12月に激安100万画素カメラ搭載端末を投入したLenovo
 3G端末開発に約15億円を投下するBeijing Capitel
 Huawei Technologiesの動向
  2008年に海外売上高の1兆円突破を目指す
  2005年以降は3G開発に約45億円以上を投下
  1月にCAT Telecomの1x方式ネットワーク構築を受注
  ブラジルでの端末生産を開始
  W-CDMA方式端末3機種を展示
  2004年は約6,000億円の売上高を記録
  表:国内外売上高の推移
  表:海外市場における主な事業実績
  12月に独SiemensとTD-SCDMA方式での提携を強化
  11月に中国メーカ初の3G端末の商用化
 ZTEの動向
  2月に仏AlcatelとCDMA方式システムの共同開発で提携
  世界最小/最軽量のW-CDMA方式デュアル端末を展示
 携帯電話端末事業に参入するTsinghua

4.日本メーカの動向
 NECの動向
  1月にTV視聴可能な端末を発表
  1月に北京と広州市に専門端末販売店舗を開店
  1月から中国で3G基地局の出荷を開始
  11月にPMCを抜いて日本メーカの販売首位を初奪取
  11月に女性向けスマート・フォンを発表
 China Unicom向けBREW端末にNetFrontを搭載したACCESS
 COMM CHINAで200万画素カメラ搭載端末を発表した三菱電機

5.海外メーカの動向
 Nokiaの動向
  今後2〜3年以内に中国が最大市場に成長
  1月にネット専売店を開設
  1月に中国合併会社4社を統合
 米Motorolaの動向
  TD-SCDMA Industry Allianceに同調
  12月に手書入力可能な端末を投入
  第4四半期に3G端末5機種を発表
 独Siemensの動向
  不振の通信部門も中国市場では追加投資
  2004年の情報通信部門の販売額は約1,800億円
  表:中国市場における主な業績の推移
  11月にHuaweiとTD-SCDMA方式の合併会社設立を発表
 12月にSK Tiandiを共同設立したSK Group
 12月に3G R&Dセンターの拡張を行ったLucent China
 Ericssonの動向
  12月にGuangdong Mobileのネットワーク拡張を受注
  11月から中国製W-CDMA方式基地局を欧州向けに出荷
 米UTStarcomの動向
  PAS/GSM方式デュアル端末で参入
  1月にCECTと合弁会社設立を発表
 1月にChina Putianと3G合弁会社設立を発表した加Nortel
 2005年はブランド確立を目指すBenQ

6.TD-SCDMA方式の動向
 Datang Mobileの動向
  1月にデータ通信カードのデモを実施
  12月にTV電話機能の開発に成功
 2月にCCITとSpreadtrumがコア技術開発で提携
 12月にTD-SCDMA方式チップの試験が成功したSMIC
 TD-SCDMA International Summitが3月末に延期
 TD-SCDMA方式チップに米国半導体メーカが参入

7.関連リンク
  表:関連リンク(五十音順)


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