「mレポート」トップへ戻る。

サイト内検索(Retrieval)

サイト説明(Explanation)
メール・マガジン(Mail Magazine)
ご質問/ご要望(Question/Demand)
既刊案内(Previously)
ニュース・リリース(News Release)
事業者の動向(Carrier)
端末メーカの動向(Handset Maker)
基地局メーカの動向(BTS Maker)
海外の動向(Global)
新サービスの動向(New Service)
新端末の動向(New Handset)
講演会レポート(Lecture)

「Adobe Acrobat Reader」のダウンロード

  

「小霊通の最新動向B−2003年下期−」
〜後発メーカの参入で市場も活気づいた小霊通〜

 

・SMS互換が進行!!

・後発メーカ参入続く!!

・3G開始を前に市場は堅調!!
販売開始日:2004年4月7日
ページ数:A4版19頁
ファイル容量:408kB
価格:15,000円(税抜)
クレジット決済向け販売サイトへ 銀行振込向け販売サイトへ

ダウンロードはこちらPDFファイルのダウンロード

※PDFファイルはパスワードを設定していますので、右クリックでダウンロードください。

【要約】

SMS互換が進む小霊通市場
China TelecomやChina Netcomが小霊通におけるSMS互換を進めている。中国・情報産業部からも2004年3月から小霊通SMSの相互通信の参入許可を得たという。さらに小霊通事業者以外にも、China MobileやChina Unicomとも互換を進めている。かつては一斉値下げなどの対策を講じ、小霊通事業者と熾烈な攻防を展開してきた携帯電話事業者2社も、小霊通とのSMS互換サービス開始に向けて動き出している。

中国メーカも続々参入
当初、UTStarocm ChinaやZTE、Lucent Chinaの独壇場であった小霊通市場に、大手中国メーカ各社が後発参入を果たしている。Huawei TechnologiesやKonka Group、TCLなどがこれにあたる。後発参入の背景には、小霊通ユーザが月間100万の新規加入ペースで成長しており、第2勢力となるHuaweiやTCLなどは参入の余地があるものと判断したようだ。

こうした中国メーカの参入に伴い、小霊通市場も継続した成長が見込めそうだ。ただ、月間500万ペースで推移している携帯電話市場には遠く及ばないため、携帯電話の補完的役割を担う移動体通信サービスとなる可能性も高い。


【キーワード】

☆SMS互換が進行!!
※小霊通SMSの互換化が進み、すでに小霊通事業者間では通信が可能だ。今後は携帯電話事業者とも互換が可能になる見込みとされる。

★後発メーカ参入続く!!
※大手中国メーカ各社が続々と小霊通市場に参入している。すでに端末の販売も開始され、端末市場を賑わせつつある。

☆3G開始を前に市場は堅調!!
※2005年の開始が見込まれる3Gサービスは小霊通普及の最大懸念事項とされる。3G開始前夜となる2004年はユーザ獲得が堅調に進むものとみられる。


【2.ユーザ数の推移と予測(2001年〜2005年)】

2003年は3,000万、その後も市場は拡大

2002年で1,200万に達していた小霊通ユーザが、2003年は3,000万に達した模様だ。小霊通の通話料はGSM方式の携帯電話に比べて、1/5〜1/8程度と安価な点が受け、地方都市などでユーザの支持を集めている。現在では中国全土で月間約100万以上の新規ユーザを獲得しているとされる。


【3.小霊通事業者の動向】

3Gエリアの早期的な構築が課題

小霊通市場の拡大を阻む最大の難敵が3Gサービスだ。中国国内における3Gサービスでは4〜6社の通信事業者に3G免許が交付される見通しで、China TelecomとChina Netcomにとっては悲願の携帯電話サービスへの正式参入が可能となる。しかし、携帯電話市場には早々に全国サービスを展開しているChina MobileやChina Unicomが存在しており、すでに2社合計で2億5,000万という膨大なユーザ数を獲得している。


【目次/図表】

要約
キーワード

1.市場概況
 SMS互換が進む小霊通市場
 中国メーカも続々参入

2.ユーザ数の推移と予測(2001年〜2005年)
 2003年は3,000万、その後も市場は拡大
  図:小霊通の累積ユーザ数推移と予測
  表:小霊通の累積ユーザ数推移と予測

3.小霊通事業者の動向
 3Gエリアの早期的な構築が課題
 China Telecom系事業者の動向
  携帯電話事業者とSMS互換を進めるGuangdong Telecom
  小霊通ユーザが50万を突破したGuangzhou Telecom
 China Netcom系事業者の動向
  2004年6月に携帯電話ともSMSが可能
  2004年に781万の新規ユーザ獲得を計画
  SMSの相互通信を進めるChina Netcom
  新規加入は番号選択が可能なBeijing Com
  2004年に100万ユーザの加入を目指すBeijing Com
  電話番号配布数を拡大するBeijing Com
  10,000局の基地局を設置したBeijing Com
  端末無料サービスでユーザが急増したBeijing Com

4.メーカの動向
 中国メーカが小霊通事業へ相次ぎ参入
 China Netcomから約90億円の契約を受注した米UTStarcom
  表:米UTStarcomによる中国市場への小霊通設備の供給実績
    (2003年9月以降)
 上期中に12機種を投入するHuawei
 小霊通事業に苦悩する日本メーカ
 2003年度に600万台の端末出荷を目指す京セラ
  表:京セラにおける小霊通端末販売台数の推移
  表:京セラにおけるPHS関連機器の連結売上高の推移
 日本市場向け高度化PHSを披露した三洋電機
  表:三洋電機における小霊通基地局販売台数の推移
  表:三洋電機における電話機の連結業績推移
 中国向けアダプティブ・アレイ・アンテナを開発した日立製作所
 LSI生産を委託した沖電気工業
 小霊通への新規投資よりも3Gへ注力するPMC
 PP-CECと小霊通事業で提携した神田通信工業

5.その他の動向
 日本とは異なる中国の移動体通信市場
 小霊通普及に向けて技術の標準化
 小霊通へのサービス拡大を検討するTOM Online
 クレヨンしんちゃんの画像を配信するネットビレッジ

6.関連リンク
  表:関連リンク(五十音順)


mレポート」サイト内における文書や写真、イラストなどコンテンツの著作権は、原則として、エムレポートに帰属します。著作権法に定められた引用の範囲を超え、エムレポートに無断で「mレポート」のコンテンツを複製あるいは転載、改変、編集、頒布、販売など行うことはできません。なお、「mレポート」へのリンクはトップページ及び記事ページとも、エムレポートに連絡することなく自由にリンクしていただいて構いません。
Copyright(c) 2003 m-report All rights reserved.