「mレポート」トップへ戻る。

サイト内検索(Retrieval)

サイト説明(Explanation)
メール・マガジン(Mail Magazine)
ご質問/ご要望(Question/Demand)
既刊案内(Previously)
ニュース・リリース(News Release)
事業者の動向(Carrier)
端末メーカの動向(Handset Maker)
基地局メーカの動向(BTS Maker)
海外の動向(Global)
新サービスの動向(New Service)
新端末の動向(New Handset)
講演会レポート(Lecture)

「Adobe Acrobat Reader」のダウンロード

  

「PHSにおける音楽配信サービス市場の動向」
〜普及進まず市場も小規模 着うたの普及に相乗り?〜

 

・開始当初は業界も期待!!

・未だに普及進まず!!

・携帯電話でも音楽配信!?
販売開始日:2003年8月1日
ページ数:A4版20頁
ファイル容量:368kB
価格:15,000円(税抜)
クレジット決済向け販売サイトへ 銀行振込向け販売サイトへ

ダウンロードはこちらPDFファイルのダウンロード

※PDFファイルはパスワードを設定していますので、右クリックでダウンロードください。

【要約】

敷居の高い音楽配信サービス
これまでモバイルにおける音楽配信サービスは、NTTドコモのPHSによる「M-stage music」とDDIポケットの「SoundMarket」が提供されていた。もともと楽曲自体の容量も着信メロディなどに比べて遥かに大きく、64kbpsという当時の回線速度ではPHSの高速な回線が採用の決め手となった。しかし、インターネット上の音楽配信サービスも未だに市場規模は十数億円程度にとどまっている。PHSによる音楽配信サービスも、移動体通信サービスの爆発的な普及にも関わらず伸び悩んでいるのが現状だ。専用端末が必要であったり、ダウンロードに時間がかかったりと、何かと敷居の高いサービスでもあった。

着うたに続き、いよいよ音楽配信も!?
こうした状況の中、着信メロディではあるものの、KDDIの「着うた」が好評を博している。KDDIの「着うた」は着信メロディながらも、15〜30秒間の中にアーティストの歌声が挿入されたものだ。2003年6月には300万曲以上がダウンロードされ、すでに5月までに累積ダウンロード数は1,000万曲に達し、対応端末も200万台に上っている。当初は着うたの提供に積極的ではなかったNTTドコモやJ-フォンも、現在では同様のサービスを検討しているとされる。現在では携帯電話やPHS端末の高機能化も進み、各種メモリ・カードを搭載したものや、3Gサービスの登場で通信速度も飛躍的に向上した。いよいよ携帯電話やPHS端末における音楽配信サービスが本格化する可能性も高い。


【キーワード】

☆業界にも期待されていたPHS音楽配信!!
サービス開始当初、PHSによる音楽配信サービスは音楽CDの販売が落ち込む音楽市場業界には期待されていた。

★普及が進まないPHS音楽配信!!
結果的にPHSによる音楽配信サービスの普及は進んでいないのが現状だ。原因はPHS端末のみへの提供であったり、楽曲代の高額さなど、さまざまだ。

☆着うたに続き、携帯電話音楽配信!!
KDDIの「着うた」が好調で、auユーザにも浸透しつつある。これに伴い、NTTドコモやJ-フォンの参入も考えられ、いよいよ携帯電話による音楽配信サービスも開始される可能性も高い。


【2.市場規模】

前回、「着メロ市場の動向と今後の展望」で算出した2002年度の市場規模は850億円であり、財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAj)の「デジタルコンテンツ白書2003」では2002年度における携帯電話向け音楽系コンテンツ市場は852億円となっている。その差額は2億円であり、PHSにおける音楽配信サービス市場の規模は数億円であることが推測される。


【目次/図表】

要約
キーワード

1.市場概要
 敷居の高い音楽配信サービス
 着うたに続き、いよいよ音楽配信も!?
  表:PHS事業者によるPHS端末への音楽配信サービス
  表:M-stage music対応端末の概要
  表:主なSoundMarket対応端末の概要(三洋電機)
  表:主なSoundMarket対応端末の概要(PC/京セラ)
  表:ミュージック・プレーヤ機能搭載の携帯電話端末の概要

2.市場規模
 表:DCAjによる音楽系コンテンツ市場の規模と推移(単位:億円)

3.事業者の動向
 SoundMarket対応機種の多いDDIポケット
 M-stage music対応が2機種のNTTドコモ
  infogateにM-stage musicなどを統合
  トライノーツ、M-stage musicで自作楽曲を全国配信
 着うたから音楽配信を視野に入れるKDDI

4.端末メーカの動向
 対応端末の現況
 ソニー「C404S DIVA」「SO502iWM」
  SO502iWMに発生した8つの不具合
 シャープ「J-SH52」「J-SH53」など

5.モバイルにおける音楽配信の可能性
 プレーヤとしての携帯電話やPHS端末を推奨
  エムレポートの想定する音楽配信普及の流れ
 【普及拡大要因】
  着うたの普及による音楽配信の高まり
  ダウンロードにおける通信料の低価格さ
  表:1曲あたりのダウンロード合計金額
  3Gサービスによる回線速度の高速化
  定額制PHSで気軽にダウンロード
  各種メディア対応の浸透
  着うたのバージョン・アップとして提供
 【普及阻害要因】
  レンタルCDショップのレンタル料
  表:2003年7月末時点におけるTSUTAYA 南青山店のレンタル料金表
  一体型を望むか、ケータイとiPodを別々に携帯
  PHS端末のみの対応では専用端末

6.海外の動向
 海外でも進む着メロ、音楽配信
 米RealNetworks、英Vodafoneと提携
 Ericssonと独SME、モバイル向け音楽配信で提携
 米LoudEye、日米欧4社に欧米版着うたを提供

7.関連リンク
  表:関連リンク(五十音順)


mレポート」サイト内における文書や写真、イラストなどコンテンツの著作権は、原則として、エムレポートに帰属します。著作権法に定められた引用の範囲を超え、エムレポートに無断で「mレポート」のコンテンツを複製あるいは転載、改変、編集、頒布、販売など行うことはできません。なお、「mレポート」へのリンクはトップページ及び記事ページとも、エムレポートに連絡することなく自由にリンクしていただいて構いません。
Copyright(c) 2003 m-report All rights reserved.