「端末メーカ各社の海外動向−2008年度上期−」

【要約】
高価格帯から普及価格帯へ裾野を拡大するシャープ
2008年度上期は国内最大手のシャープが中国市場へ再参入した時期でもある。

シャープは2008年6月に中国市場へ本格参入を果たし、9月に「SH8010C」を、11月には「SH9020C」とソフトバンクモバイル端末を基にした中国市場向け端末を相次いで市場投入した。

その後も順調に端末を投入し、現在では6機種の品揃えになっている。

参入当初は高価格帯端末での展開であったが、普及価格帯にまで裾野を広げつつある。

09年度に期待のかかる京セラの北米事業
その他の国内メーカの海外展開については、京セラが2008年4月に三洋電機のテレコム部門を統合したものの、上期中には業績が向上していない。

2008年度通期の業績を下方修正したことから、むしろ不調のまま推移してしまった恰好だ。

北米向けタフネス・ケータイが好調なカシオ計算機
カシオ計算機は北米市場において、米Verizon Wireless向けタフネス・ケータイが人気とされる。

韓国市場においても、KDDI(au)端末を基にした「canU」シリーズが好評を得ている。

「canU S1000」は日立製作所の「Woooケータイ W53H」を基に開発された。

スマート・フォンなどのMIDの開発を推進する東芝
東芝も従来から欧州市場向けに携帯電話端末を投入してきた。

特に2007年春以降はスマート・フォンの投入に注力しており、2009年夏には「TG01」が投入予定とされ、この傾向は現在も続いている。

【キーワード】
☆中国での品揃えを拡充したシャープ!!
シャープが2008年6月に中国市場へ本格参入を果たし、これまで6機種の中国市場向け端末を投入している。

★京セラは北米事業を強化!!
京セラが米KYOCERA Communicationsを新設するなど、販売体制の再構築を図っている。

☆地道に展開するカシオ!!
カシオ計算機は北米や韓国市場において、タフネス・ケータイや「canU」シリーズを市場投入し、好評を得ている。

★東芝はスマート・フォンに注力!!
東芝は2007年春以降、欧州市場などでのスマート・フォンの投入に注力しており、2009年夏には「TG01」を投入する予定だ。

正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。

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