「GPSケータイ市場の動向と今後の展望2」

【要約】
GPS機能による位置情報通知対応が進む
総務省令(事業用電気通信設備規則)の改正により、2007年4月以降に市場投入される3G端末は原則として、GPSモジュールを内蔵し、「110」「118」「119」番通報時に警察や海上保安本部、消防へ携帯電話端末の位置情報を通知することが義務化される。

それに伴い、携帯電話事業者各社は自社端末へGPS機能の標準搭載を急いでいる。

いち早くGPS機能搭載に取り組んできたKDDI(au)は、すでに多くのau端末にGPS機能を搭載している。

今後も新発表端末は一部を除いて対応する見込みで、近い将来には標準機能になる見込みだ。

一方、NTTドコモは「FOMA 903i」シリーズ以降からの対応としている。

ソフトバンクモバイルも「SoftBank 910T」「SoftBank 811T」「SoftBank 810T」「SoftBank 904SH」「SoftBank 904T」が対応しており、「コドモバイル 812T」も対応予定だ。

続々と位置情報関連サービスも提供を開始
2007年4月以降のGPS機能搭載の義務化を受け、携帯電話事業者各社は位置情報サービスを充実させている。

しかし、事業者以外にも、多くの会社が位置情報サービスの提供を開始した。

インクリメント・ピーが2006年11月から、携帯電話向け有料ナビゲーション・サービスに参入し、アイビスも11月からGPS機能に対応した携帯電話ブラウザの販売を開始している。

さらにゼンリンデータコムが10月に、これまでソフトバンクモバイル向けに提供してきた携帯電話向けナビ・サービスをNTTドコモ向けにも拡大すると発表した。

【キーワード】
☆4月からGPS機能搭載が義務化!!
総務省令の改正により、2007年4月以降に市場投入される3G端末にはGPS機能搭載が義務付けられた。

★auユーザの90%弱がGPSケータイ!!
KDDI(au)の2006年12月末におけるGPS機能搭載端末ユーザ数は2,233万であり、全体ユーザ数の86.6%を占めている。

見込まれる防犯と法人向けサービス!!
これまでも子供向け防犯サービスが需要が見込まれていたが、今後は法人向け位置情報サービスも期待される。

正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。

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