「携帯電話端末メーカ、NECの失速」

【要約】
2003年度が最盛期の国内出荷
日本電気(NEC)の出荷台数減少に歯止めがかからない。

2003年度の合計出荷台数1,550万台を最後に2006年度には900万台にまで落ち込む見通しだ。

2006年度上期での出荷台数も300万台以下になっており、この調子では900万台の達成も危うい状況にある。

国内出荷では2003年度の1,050万台を最盛期に、2005〜2006年度は700万台の出荷が続いている。

ソフトバンクモバイルへの供給拡大も回復の秘訣
NECは2005年度に合計7機種の携帯電話端末を供給した。

そのうちNTTドコモへは6機種、ボーダフォンには1機種とNTTドコモへの傾倒振りがみえる。

一方、好調なシャープは2005年度に合計14機種を供給し、NTTドコモに5機種、ボーダフォンへ9機種となった。

NTTドコモ向けのみではシャープと拮抗しているものの、ボーダフォンへは大差がついている状況だ。

そのためNTTドコモでの優位性を失った場合、その反動は大きく、今後はソフトバンクモバイルへの供給機種数を拡大させる必要もある。

【キーワード】
☆減少続く出荷台数!!
NECは2003年度の合計出荷台数1,550万台を最盛期に、2006年度には900万台にまで落ち込む見通しだ。2006年度上期での出荷台数も300万台以下になっており、この調子では900万台の達成も危うい状況にある。

★シャープの台頭!!
ソフトバンクモバイル向け端末で力をつけてきたシャープの急成長により、NTTドコモ向け端末市場で大手のNECも大きな影響を受けている。

☆端末の総合プロデュースに活路を!!
クリエイターの佐藤可士和さんによる「FOMA N702iD」が好調な販売実績を残しており、今後は販売戦略なども含む総合プロデュースを重視していく考えだ。

正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。

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