「携帯電話向け電子書籍市場の動向と今後の展望」

【要約】
パケット定額制などで普及の兆し
電子書籍市場が普及の兆しをみせている。

これまで電子書籍はパソコンやPDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末)向けが主流で、じわじわと市場規模を拡大させてきた。

しかし、2004年には携帯電話向けへの利用が急拡大している。

それに伴い、2004年度の市場規模(インプレス調べ)は前年度比150.0%増となる約45億円で、パソコン/PDA向けが同94.1%増の約33億円、携帯電話端末向けは同1,100.0%増となる約12億円になった。

事業者やCP各社も普及を後押し
携帯電話事業者の中ではいち早くパケット定額制サービスを導入したKDDIが、電子書籍に関して積極的な姿勢を示している。

2005年4月に書籍ポータル・サイト「EZ Book Land!」を開設し、8月から電子書籍コンテンツの企画提案研究も開始し、12月にはEZ Book Land!内に「立読み図書館」も開設した。

それに伴い、9月末における「EZブック」の累積ダウンロード数は550万を記録している。

一方、最大手のNTTドコモでも夏から電子書籍の利用が伸びているという。

【キーワード】
☆2004年度の市場は12億円!!
※インプレスによれば、2004年度の電子書籍市場は前年度比150.0%増となる約45億円、パソコン/PDA向けが同94.1%増の約33億円、携帯電話端末向けは同1,100.0%増となる約12億円になったという。

★パケット定額制と端末メモリ大容量化!!
※パケット定額制サービスの開始により、ユーザは通信料や通信時間を気にすることなくダウンロードができる。また、携帯電話端末のメモリ大容量化などでメモリ容量の制限も少なくなっている。

☆KDDIが積極推進!!
※いち早くパケット定額制サービスを導入したKDDIは電子書籍に関し、2005年4月に書籍ポータル・サイト「EZ Book Land!」、12月にはEZ Book Land!内に「立読み図書館」も開設した。

★2002年からサービス中の新潮社!!
※すでに老舗出版社の新潮社が2002年1月から有料小説配信サービスを開始した。現在ではNTTソルマーレやソニー・ピクチャーズエンタテインメント、凸版印刷、パピレス、バンダイネットワークス、モバイルブック・ジェーピーなども参入している。

正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。

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なお、目次/図表はPC版に掲載しています。

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