「小霊通の最新動向3-2003年下期-」

【要約】
SMS互換が進展
China TelecomやChina Netcomが小霊通におけるSMS互換を進めている。

中国・情報産業部からも2004年3月から小霊通SMSの相互通信の参入許可を得たという。

さらに小霊通事業者以外にも、China MobileやChina Unicomとも互換を進めている。

かつては一斉値下げなどの対策を講じ、小霊通事業者と熾烈な攻防を展開してきた携帯電話事業者2社も、小霊通とのSMS互換サービス開始に向けて動き出している。

後発メーカも続々参入
当初、UTStarocm ChinaやZTE、Lucent Chinaの独壇場であった小霊通市場に、大手中国メーカ各社が後発参入を果たしている。

Huawei TechnologiesやKonka Group、TCLなどがこれにあたる。

後発参入の背景には、小霊通ユーザが月間100万の新規加入ペースで成長しており、第2勢力となるHuaweiやTCLなどは参入の余地があるものと判断したようだ。

こうした中国メーカの参入に伴い、小霊通市場も継続した成長が見込めそうだ。

ただ、月間500万ペースで推移している携帯電話市場には遠く及ばないため、携帯電話の補完的役割を担う移動体通信サービスとなる可能性も高い。

【キーワード】
☆SMS互換が進行!!
小霊通SMSの互換化が進み、すでに小霊通事業者間では通信が可能だ。

今後は携帯電話事業者とも互換が可能になる見込みとされる。

★後発メーカ参入続く!!
大手中国メーカ各社が続々と小霊通市場に参入している。

すでに端末の販売も開始され、端末市場を賑わせつつある。

☆3G前に市場堅調!!
2005年の開始が見込まれる3Gサービスは小霊通普及の最大懸念事項とされる。

3G開始前夜となる2004年はユーザ獲得が堅調に進むものとみられる。

【2.ユーザ数の推移と予測(2001年〜2005年)】
2003年は3,000万
2002年で1,200万に達していた小霊通ユーザが、2003年は3,000万に達した模様だ。

小霊通の通話料はGSM方式の携帯電話に比べて、1/5~1/8程度と安価な点が受け、地方都市などでユーザの支持を集めている。

現在では中国全土で月間約100万以上の新規ユーザを獲得しているとされる。

正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。

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