「3Gサービスの最新動向3-2003年度通期-」

【要約】
900iが好調なFOMA
普及の兆しがみえはじめてきた「FOMA」が、「FOMA 900i」シリーズによって普及に弾みがついた。

NTTドコモは900iシリーズ以降、「FOMA F900iT」「FOMA P900iV」「FOMA F900iC」などの派生モデルも投入され、端末の品揃えにも力を入れている。

これまで国内3G市場で圧倒的なシェアを誇ったCDMA2000 1x方式は、その後も堅調にユーザ数を増加させた。

一方、「Vodafone Global Standard」は対応端末の少なさなどから、現在でもユーザ数は微々たるものだ。

W-CDMA方式の逆襲
従来、国内3G市場ではCDMA2000 1x方式が大きな勢力を握っていた。

しかし、今後は普及に弾みがついた「FOMA」の追い上げが予想される。

弾みの要因となった900iの後継である「FOMA 901i」シリーズや、普及を後押しする廉価版FOMA端末などの市場投入が目白押しだ。

これまで勢いのなかった「Vodafone Global Standard(VGS)」も、2004年冬以降、GSM方式とのデュアル・モード端末など7機種が投入される。

一方、1x方式による3G化が順調に進んだKDDIは好調さを持続させつつ、今後もauユーザ数全体を押し上げていくものとみられる。

【キーワード】
普及期に入ったFOMA
「FOMA 900i」シリーズの市場投入以降、「FOMA」の普及に大きな弾みがついた。

移行が順調な1x方式
2003年度下期もCDMA2000 1x方式の好調さは失われず、毎月の純増数でNTTドコモを凌ぐことも多々あった。

今後に期待のVGS
対応端末の市場投入延期や品揃えなどにより、「Vodafone Global Standard」ユーザの獲得は振るわなかった。

【2.3Gユーザ数の推移と予測(2003〜2008年度)】
05年度にシェア逆転
2003年度末における国内3G市場のシェアはKDDIのCDMA2000 1x方式が80.9%、NTTドコモの「FOMA」は18.3%、ボーダフォンの「Vodafone Global Standard(VGS)」が0.8%となった。

1x方式の好調さやFOMA普及への立ち上がりがみえる中、VGSの不調が浮き彫りとなっている。

正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。

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