「定額制データ通信サービスの最新動向」

【要約】
旧アステルが先駆け
今や携帯電話市場は7,351万ものユーザを獲得し、巨大な移動体通信サービスとなった。

一方、PHSサービスは携帯電話サービスに押され、最盛期の700万から一時は558万までに市場は落ち込んだ。

しかし、この減少傾向に歯止めをかけるサービスが登場した。PHSによる定額制データ通信サービスだ。

2000年3月以降、旧アステル各社がサービスを開始させており、2001年6月にはDDIポケットとケイ・オプティコムも追随している。

ポケットに続き、ドコモも
先駆的に開始された旧アステル各社の定額制データ通信サービスであったが、サービス・エリアや月額利用料、通信速度などの面から加入は伸び悩んでいた。

一方、DDIポケットとケイ・オプティコムのサービスは好調で、PHS定額制データ通信サービス市場を活性化させたともいえる。

定額制データ通信サービスが盛況を記録する中、ようやくNTTドコモも定額制サービスに対する重い腰を上げ、2003年春にも開始させる計画だ。

なお、鷹山も2003年春以降の開始に向け、すでに2002年12月から300人のモニターと協力して実験を開始している。

【キーワード】
☆春にドコモと鷹山も!!
音声通話からデータ通信サービスへのシフトを果たしたPHS事業者。

その結果、PHS市場は落ち込みに歯止めをかけることができ、DDIポケットなどが定額制サービスを開始させたことで、さらなるデータ通信ユーザの獲得に成功した。

こうした盛況を受け、NTTドコモもいよいよ定額制サービスを開始させるに至った。

★市場は115万強!!
2001年度のPHS定額制データ通信サービス市場は、DDIポケットとケイ・オプティコムがメインとなっており合計30万強の市場と推測される。

2002年度は2001年度から大きく拡大し、115万強までにユーザが増加するものとみられる。

2003年度以降もNTTドコモや鷹山の参入が計画されており、音声市場とは対照的に拡大傾向にありそうだ。

☆MVNOは法人特化!!
法人ユーザは一契約で多くの回線利用を見込めるため、128kbpsの月額利用料は6,000円台とDDIポケットの9,000円程度に比べ、低料金を実現している。

あまりの低価格に対象外の個人ユーザからの問い合わせも多かったとされる。

また、法人ユーザ向けのサービスが多いとされるMVNOであるが、日本通信やソニーコミュニケーションネットワークは個人ユーザも対象にしている。

【市場規模】
2001年度(2002年3月期末)のPHS事業者による定額制データ通信サービス・ユーザ数は、DDIポケットが24万強、ケイ・オプティコムは65,000強、旧アステル数社を合わせて30万強と推測される。

2002年度は115万強までにユーザが増加し、2003年度もNTTドコモや鷹山の参入もあり、2002年度と同等の純増が見込めそうだ。

表:PHS事業者による定額制データ通信サービス・ユーザ数の推移と予測(単位:千)
年度 2002 → 2007
DDIポケット
        1,000→2,500
旧アステル各社
          150→  820
NTTドコモ
            -  →1,100
合計  1,150→4,420
※エムレポート推定。

【定額制データ通信サービスの行方】
春以降にドコモも参入
いよいよNTTドコモがPHS定額制データ通信サービスを開始させる。

ユーザ数が減少傾向にあったNTTドコモが法人ユーザからの要望に応えた恰好だ。

一部報道では、64kbpsの通信速度で月額4,000円台にするとされている。

基本的に通信方式は回線交換方式であるが、無線アクセス・ラインはパケット通信方式と同じようなもので、交換機を経由せずにIPネットワークに接続させることで、周波数の有効利用を図る。

正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。

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